こんにちは。三井物産クレジットコンサルティング（MCC）編集部です。

前回、広範囲なコンプライアンスリスクをカバーする「ComCheck（コムチェック）」の概要とメリットをご紹介しました。

今回は、「実際にどうやって使うの？」という疑問にお答えするため、ComCheckの基本操作と、よくある質問を詳しく解説します。

ComCheckは非常にシンプルに設計されているため、この記事を読めば誰でもすぐにリスクチェック業務をスタートできるはずです！

１．【基本操作】ComCheckで取引先をチェックする２つのステップ

ComCheckは、複雑な設定や検索ワードの精査が不要です。
法人名または法人番号さえあれば、ワンクリックでチェックできるのが最大の特長です。

ステップ①：法人情報を入力し、チェックを開始
チェック対象の法人を探すために、調べたい企業の法人番号または法人名を入力します。
従来のWEB検索のように、法人名・代表者名・役員名を複数回に分けて個別に検索する必要はありません。

１. 左側のメニューから「要注意区分チェック」をクリック

２. 「チェック対象の法人を探す」をクリック

３． 「法人番号」または「法人名」を入力

４.「検索する」をクリック

ステップ②：「要注意区分」を確認し、リスクを判別
チェック結果として、その企業に該当するコンプライアンスリスクの指標「要注意区分」が提供されます。

＜該当無し＞

＜該当有り＞

２．【効率化の要】一括チェックとモニタリング機能

ComCheckは、単なる検索ツールではなく、業務の効率化と継続的な管理に直結する強力な機能を持っています。

▶︎ 要注意区分の一括チェック機能（最大500社まで）
取引先の法人番号のリストさえあれば、数百社の一括コンプライアンスチェックも数十秒で行うことが可能です。新規取引先が多い企業様にとって、大幅な時間短縮に繋がります。

1. 左側のメニューから「要注意区分一括チェック」をクリック
2. 左側の「法人番号（必須）」を入力

入力方法
①法人番号を改行で区切って1社ずつ入力する
②Excel等の法人番号リストをコピーして貼り付けする

*一度にチェックできる件数は500件が上限です。500件を超える場合は複数回に分けてチェックしてください。
*件数が多いとチェック処理に数十秒かかる場合がありますが、画面が切り替わるまでそのままお待ちください。

3.「一括チェック実施（課金対象）」をクリック

▶︎ モニタリングサービス「C-アラート」
C-アラートに取引先を登録しておくと、対象のコンプライアンスリスク（要注意区分）が変化したタイミングで、即座に通知されます。現場の担当者頼みだった状況把握を自動化し、リスクの早期発見に繋げます。

１.「要注意区分チェック結果」の右側にある対象企業のC-アラートをクリック（ONになります）

３．【よくある質問】

ComCheckに関するご質問にお答えします。

Q.要注意区分が付与される仕組みは？
A.まずはWEBクロールプログラムやGoogleアラートなどのシステムを利用し要注意区分フラグを付与する上での材料となる情報を網羅的に収集。そのうち要注意区分１，２，３に該当する機微情報については全て目検による情報精査を行いフラグ付与を判断。ComCheckへは毎月第5営業日頃に前月末時点のデータが反映されます。

Q.要注意区分付与の根拠となっている記事の詳細を教えて欲しい
A.機微な情報を取り扱っているため記事の詳細については公開することができません。ただし、ブラック、グレー情報がヒットした際にご要望があれば、専門の調査会社を紹介します。詳しくはお問い合わせください。

Q.複数の要注意区分が該当した企業はどうなるのか？
A.１法人に対し複数の要注意区分情報が該当した場合であっても表示される要注意区分は１つだけです。原則として、7<4<5<6<1<2<8<9<3の優先順位で表示されます。

Q. 個人名のチェックはできますか？
A. 個人名単体でのチェックはできません。コムチェックは法人番号に紐づいた企業情報をベースに照会する仕組みのため、個人名のみでの検索や確認は対応していません。

Q. API接続はできますか？
A. API接続には対応しておりません。

まとめ

SMART会員の方は、検索単価がお得になる特別プランをご利用いただけます！

導入に関するご不明点や具体的なご相談がございましたら、専門スタッフが丁寧にご案内いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

次回も与信管理に関する情報をご紹介します。ぜひご期待ください！