「ポータルサイト『Socio』が導入されたけど、どうやって使うの？」 「今まで使っていた『SMART』は、どこからログインすればいい？」「そもそもSMARTって何ができる？」

こんにちは！三井物産クレジットコンサルティングの編集部です。本記事では、そんな疑問にお答えすべく、与信管理プラットフォーム「Socio（ソシオ）」と、国内与信管理サービス「SMART（スマート）」について、関係性から具体的な操作方法、主要機能までを分かりやすく徹底解説します！

この記事を読めば、SocioへのログインからSMARTの利用開始まで、迷わずスムーズに進められるようになります。

はじめに：知っておきたい「Socio」と「SMART」の関係

まず、一番大切なポイントです。「Socio」と「SMART」は、それぞれ役割が異なります。

Socio（Smart Socio）とは？

○SMARTやCONOCERといった弊社の各種サービスにアクセスするための、「総合ポータルサイト（玄関）」です。今後、皆様への重要なお知らせや、与信管理に役立つ情報発信もこのSocioを通じて行います。

（重要） Socioはご利用者様のメールアドレスに紐づいており、一人ひとり個別の専用アカウントとなります。

SMARTとは？

○「SMART」は、企業情報・財務データ・信用調査レポートの効率的な取得・管理に加え、三井物産の長年の経験とノウハウを反映した「MCC格付」を活用することで、国内取引先のリスクを可視化し、与信判断業務の効率化と精度向上を実現するクラウドサービスです。 情報収集から分析、管理まで、与信管理業務を一気通貫でサポートし、お客様の「攻め」と「守り」の経営判断を支援します。

つまり、「Socioという玄関からログインし、SMARTという部屋に入って作業する」とイメージしていただくと分かりやすいかと思います。

それでは、具体的な操作手順を見ていきましょう。

Socioへのアクセス方法

ステップ①：Socioにログインする
まずは、SMARTを使うための入口「Socio」にログインします。

1. ホームページ（https://www.mitsui-credit.com/）にアクセス

2. 左上にある青い「LOGIN」ボタンをクリック

3. SocioのIDとパスワードを入力

【SMARTを以前からご利用で、Socioを初めて使う方】

ログイン画面で「SMARTのご利用がある方はこちら」をクリックし、画面の案内に沿って初回登録を行ってください

【パスワードが不明な場合】

「パスワードを忘れた方・未設定の方」をクリックし、再設定手続きをお願いします

4. ログイン後、「Socio」のトップページが表示されます

SMARTへのアクセス方法

ステップ②：SMARTにログインする
Socioの中からSMARTを使えるように設定します。

1. 左側メニューの「アプリ設定・追加」をクリック

2. 一覧から「SMART」を選び、「新規追加」を押します

3. SMART専用のIDとパスワードを入力してログイン

4. ログイン後、「SMART」のトップページが表示されます

■SMARTを使いこなす！3つの主要機能

SMARTには、与信管理業務を強力にバックアップするための機能が満載です。ここでは特に重要な3つの機能をご紹介します。

1.MCC格付：客観的な判断のモノサシ

企業の信用力を客観的に評価するための、サービスの根幹をなす指標です。

●信頼性の高いロジック： 三井物産グループが実際のビジネスで活用しているロジックを基に、財務データを分析して格付を算出します。そのため、恣意的な要素を排除した客観的な指標としてご利用いただけます。
●詳細な15段階評価： 格付はS1（優良）～S9c（要注意）の15段階で評価。企業の信用力をきめ細かく把握できます。
●倒産確率と連動： 各格付には過去の統計に基づく倒産確率が紐づいており、リスクの大きさを具体的にイメージできます。AIが過去の倒産企業のパターンを学習し、同様の兆候を検知すると格付に反映させる「倒産判別ロジック」も特徴です。
●事業規模も反映： 企業の売上や資本といった事業規模も評価に加味しているため、取引金額（与信限度額）を決める際にも有効活用できます。

2.モニタリングサービス：取引先の“変化の兆候”を見逃さない

取引開始後のリスク管理を自動化し、変化の兆候をタイムリーに捉える機能です。

●変化を自動でお知らせ： 「与信フォローアップサービス」として、登録した取引先の信用情報（倒産情報、ネガティブニュース、登記情報など）に変化があった際、デイリーで情報が配信されます。
●プロアクティブな対応を実現： 担当者が常に情報を追いかける必要がなくなり、業務負荷を大幅に軽減します。リスクの「兆候」を早期に発見し、問題が深刻化する前に対応策を検討できます。

3.適正与信金額：「取引の安全ライン」を示す基準

「この取引先と、いくらまでなら安全に取引できるか」という、与信管理の本質的な問いに答える基準です。

●客観的な与信限度額の目安： MCC格付や財務データを基に、独自のロジックで「与信取引額の目安」を算出。万が一の事態を回避するための、客観的な安全ラインを示します。
●過剰与信の防止アラーム： 実際の取引額がこの目安を超過した場合、リスクが集中していることへの「アラーム」として機能し、慎重な検証を促します。
●オリジナルロジックの構築： お客様の業態や与信方針に合わせて、オーダーメイドの与信限度額算出ロジックを構築するコンサルティングも提供しています。

さいごに 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本記事では、ポータルサイト「Socio」へのログインから、与信管理サービス「SMART」の起動、そしてその主要な機能までをご紹介しました。

まずは、このガイドを参考にSocioへログインし、SMARTを起動してみてください。もし操作の途中でご不明な点やご相談がございましたら、どうぞお気軽に弊社担当者までお声がけください。

この記事が、皆様の円滑なサービス利用の一助となれば幸いです。

次回からは、本記事で紹介したSMART主要機能3選の操作方法や、活用事例をお届け予定です。ぜひお楽しみに！