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連載:海外における債権回収の概況レポート<第四回>サウジアラビア

海外取引先の債権回収に関するお役立ち情報をお届け!

こんにちは。MCC与信管理ラボ編集部です。
本連載では、ユーラーヘルメス信用保険会社が発行する「債権回収の概況レポート」の日本語訳版を掲載し、債権回収に関する各国の法制度、取引慣習、債権回収を行う際のポイント等、海外取引に役立つ情報をお届けします。今回はその第4弾「サウジアラビア」です。

サウジアラビアは石油依存からの脱却を目指し、「ビジョン2030」のもと官民一体となり、産業の多角化を進めている国です。

同国の産業においてはご存じの通り石油・天然ガスがGDPの4割弱を占めているのですが、新型コロナウィルスと油価のネガティブ影響を二重に受け、2020年の実質GDP成長率は過去最大のマイナスになりました。

ちなみにS&Pによれば2021年はプラス成長に転じるといわれており、日本と関係の深い国であることは変わりありません。

なお、これからご説明する債権回収の状況はコロナ影響前の内容とはなりますことをお断りしておきます。

サウジアラビアにおける債権回収の概況

解説:債権回収の概況レポートの要旨(サウジアラビア)

レポートの要旨をまとめると…

支払遅延は日常的に発生します。実務上、法律によって支払遅延が規制されておらず、支払遅延利息は禁じられているので、当事者間で特定の合意が結ばれていない限り回収費用を債務者から回収することはできません。債務者はしばしば即時払いと引き換えにディスカウントの交渉を要求してきます。基本的には、頭金は50%を上限として交渉するのが賢明です。なお、取引の約20%が、前払いで支払われているのが実態です。

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