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与信管理の知恵袋 Vol.2 与信管理とは?

与信管理担当者のノート

こんにちは、MCC与信管理ラボ編集部です。

自社の売上・利益を最大化するためには、与信管理を適切に行うことが必要です。
しかし、与信管理に関して正確に理解できていないという方もいるかもしれません。

与信管理を正しく理解することは、リスクマネジメントを行う上でも重要です。

今回は、与信管理の概要やその目的についてご紹介します。

「与信」とは、信用して取引をすること

「与信」とは、「信用」を相手に「与える」行為、つまり、相手を信用して取引を行うことです。

多くの企業間取引においては、代金を後で受け取る「与信取引」が行われています。与信取引は、企業がスピーディーな取引を行う上で重要な役割を果たしています。

商品やサービスの代金を前受金、もしくは商品の納品やサービスの提供と引き換えに現金で受け取るのであれば、わざわざリスクを抱えて与信取引を行う必要はありません。

しかし、取引の度に現金のやり取りを行うことは非効率であるため、相手が必ず代金を支払ってくれると信用して、一定期間(通常は毎月)ごとに代金(売掛金)をまとめて支払ってもらうことが一般的です。

与信取引には、代金回収にかかわる不確実性があります。取引相手から代金を確実に回収できるという保証はありません。

しかし、前述のとおり企業間取引を行うのであれば、与信取引を行わないというのは非現実的です。

そこで、不確実性を回避・低減させるためのリスクマネジメントの1つとして、与信管理が行われます。

与信管理とは?

次に、与信管理の具体的な内容についてご説明します。

与信管理とは、「代金未回収のリスクを排除・低減するための施策」です。
つまりは、企業間取引における利益の損失を防ぐための活動といえます。

与信管理では、与信調査・審査を実施して、取引を行っても問題ない会社であるかを確認した上で、与信枠(与信取引の上限、与信限度額とも言います)、与信期間(代金の回収期間)を設けます。

取引金額が大きくなればなるほど、代金を回収できない、あるいは代金の支払いが遅延するリスクが高まります。
また、企業における事業の安定性や財務内容、成長性、資産余力は日々変化していきます。

そのため、継続的に取引する場合は、与信枠が適切であるか否かの定期的な与信調査・審査を実施し、見直す事が重要です。

与信管理の目的

前述のとおり代金未回収のリスクを排除・低減することは与信管理の目的の一つですが、与信管理は損失を防ぐだけでなく、自社の売上げや利益の最大化にも役割を担います。

極論をいえば、中小企業を避け安定した収益のある大企業のみと取引を行っていれば、大きな問題も起こりにくいと考えられます。

しかし、代金未回収を恐れ取引に消極的になるだけでは、本来企業の目的である売上・利益の獲得や拡大は見込めません。

与信管理では相手企業との取引可否に加え、事業の安定性や財務内容、成長性、資産余力の定期的な調査や審査を実施する事で、取引先ごとに未回収にならない与信額の増減を判断します。危険な取引先はなるべく少額の与信枠に留め、優良な取引先には与信枠を増額し売上・利益の拡大を行います。

このように、リスクを低減しより多くの利益の確保を目指すという点から、与信管理の目的はリスクマネジメントを行いつつ、自社の売上・利益の最大化を実現することといえます。
そう考えれば、企業の継続・成長にとって与信管理がいかに重要であるかがご理解いただけるのではないでしょうか。

おわりに

今回は与信の意味と与信管理の目的についてご紹介しました。適切な与信管理は取引先からの代金未回収によってもたらされる損失を排除・低減できます。また、機会損失を防ぐことで企業の売上・利益にも貢献します。

与信管理の持つ目的をしっかりと把握し、コントロールすることの重要性について、ぜひこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

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